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レーダーで渡り鳥調査

うちの研究室がある、建物は、生物の研究だけでなく、大気、気象、惑星などの分野の研究室もある(というかそっちがメイン)。

そのため、建物の屋上には気象を計測するドップラーレーダーとかライダーとかが設置されている。

そのレーダーに鳥の影がノイズとして映るらしい。

それに目をつけたバードリサーチの方々が、この機器を使って渡り鳥の調査を始めた。

この気象レーダーに鳥が写る現象は、戦時中から知られていた現象で、欧米で研究されてきたそうな。イギリスでは、最初、レーダーに映る鳥影の正体がわからないとき、それを「エンジェル」と呼んでいたそうだ。

アメリカでは、ドップラーレーダーで、コウモリと虫を追っている研究もあるようです。

日本では、それに遅れること約半世紀。やっと研究が始まった段階です。

これが、レーダー

Rader  

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

クルクルまわって電波を発信・受信しています。

(追記 2010.6.15:これは船に付けるレーダーを上方向に向けたモノで、バードリサーチスタッフの持ち込みでした。)

表示画面
Gamen2  

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

赤矢印で示した点が鳥影。
左(南)から右(北)方向へ向かっている。
高度は、この写真だと、1250mから1500mの間。
さすがに種類はわからないけれど、点の大きさ、飛ぶ時間から考えてツグミ類だろうとのことです。
この画を1秒間隔で保存しています。

これを、夜7時位から朝の5時位まで、1分間隔で手動で記録。

Cyousa  

 

 

 

 

 

大変な作業です。

現在、別の大学のグループと共同で、記録した画像から鳥の数を数えてくれるシステムを開発中だそうです。
うまくいけば、もうひたすら一分間隔で数える必要はなくなりますね。

そして、ここでは地面から高度数千メートルの気温分布、大気の流れなども同時に記録されているので、そのデータと付け合わせれば、鳥がどんな大気状態のところを飛ぶかがわかります。

うまくまとまれば、論文になると思うので、結果が楽しみですね。

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