サファリ
久しぶりに廉価万年筆を買った。
LAMYのサファリ。
自分は、PELIKANが好きで以前LEVEL65という万年筆を使っていた。
インクタンクにセーラーの黒インクを入れて、大学の講義ノートやテストの答案を書いていた。
最初はそれほどいい書き味ではなかったが、ペン先をペンクリニックで調節すると劇的によくなった。それからは、自分の相棒として使い続け、胴軸を交換したりとかなり手入れをして使っていたのだが、ちょっとした事故でペン先を完全に駄目にしてしまい、それっきりとなってしまった。ペン先を自分用に調節したのもあるかもしれないが、あの書き味とインクの持ちは、廉価万年筆の中では最高だと思っていたのだが残念だ。
最近、廃版になったのだろうか?店頭でも見ないし、ネットショップでも品薄になっている。
LEVELを失ってからいろいろな廉価版万円筆をためしてみたが、どれもしっくりこず。
金ペンも持っているが、それはあまり持ち運びしないため、最近は万年筆とご無沙汰だった。
しかし、TOEFの教官がPELIKANやLAMYが好きだったり、TOEFの先輩方に自分がPELIKANが好きだ。と言ったら、PELIKANの万年筆を使いだした。
また、札幌の実習で一緒になった先輩が白衣姿でWatermanの万年筆をおもむろに取り出しメモをとっているのをみて、何か触発され久しぶりにいい廉価万年筆を使おうと思い立った。
ペリカンも当然選択肢にあったが、LEVEL65はあの自分用に調節したペン先が忘れられないし、手に入りにくい。ペリカノやペリカノJr.もそこそこいいのだが、先輩が使っているので同じものはいやだなあと思い、LAMYのサファリにした。アルスターや他の色とも迷ったが、黒が一番高級感があったのでこれにした。
以前、大学の友人がサファリを持っていてそれを使わしてもらったら非常に書き味が気持ち良かったのを覚えていた。彼は、小学校をフランスで過ごし、学校の筆記具は万年筆でなくてはいけなかったのだそうだ。日本の学校に戻ってからはシャーペン生活になったが、大学で自分が万年筆を使っているのをみて、昔使っていたものを引っ張り出してきていた。
自分の買ったサファリは少し引っかかりが感じられるものの、やはり書き味がよい。使い続ければペン先が磨かれ、もっとなめらかな書き味になるだろう。
久しぶりに楽しい万年筆ライフが送れそうだ。
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