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宗谷の風景

宗谷岬周辺は、ほとんど木が生えていない。

Soya1 風が強く吹き込まない場所にだけ少し生えている程度。

昔からそうだったのかと思ったらそうではなく、1911年5月に三日三晩燃えた火災があり、森林が焼失し、100年ほどたった今もササにおおわれ森林が回復していないそうな。

宗谷丘陵は、30年くらい前までは、ほとんど未開拓の地で地元の人も行ったことがない場所だったらしいが、肉牛放牧場や風力発電の風車の開発にともなう道路ができたため、一般の人でも立ち入れるようになった。晴れた日にドライブすると気持ちよさそうです(自分が走ったのは雨の日の夕方)。

風車は57基ある
Soya2 宗谷の風車は海岸線にはほとんど設置されず、丘陵の中に集中して設置されている。これは、事前調査でワシの行動圏をはずして設置したためなのだそう。

風力発電の風車といえばオジロワシがこのプロペラに激突する事故がよくおこることで有名である。実際、苫前の海岸線に設置した風車にはオジロワシが何度も激突している。場合によってはオジロワシが真っ二つになったこともあるそうな。
しかし、宗谷ではいまのところオジロワシが事故を起こした例は聞いていない。アセスの甲斐があったということか?

また、不思議なことにオジロワシは、風車にぶつかるそうだが、オオワシは今のところ激突例は一件もない。似ている種なのに何でこのような違いがでるかはまだわかっていない。

話は飛ぶが、アメリカの風車では年間200くらいのイヌワシが激突するそうだ。アメリカではイヌワシは数が多く個体群全体には影響がないとされている。しかし、ぶつかっているのはほとんど若い個体らしいので将来的に繁殖可能個体が減ってくるかもしれないという話もあるとか。

Soya3 海岸線。小さな砂浜もある。写真の奥の方にはエゾマツ林が広がっている。冬にはここがワシたちの塒になっていると民宿の女将さんの話。

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