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苫小牧クルージング秋期まとめ

10月に3回、11月に1回、勇払マリーナから出発して海鳥ウォッチングクルーズを行った。

時期をあけて4回やったおかげで海鳥達の季節性を見ることができた。

Koahou1

まず、どんな鳥が出てくるかびくびくだった1回目の10月上旬、主にミズナギドリ系とトウゾクカモメがメインでした。
北海道の陸からは見ることができなかったオオミズナギドリがたくさん見られ、オオナギの鳥山を捜して、他のミズナギドリがいないかを探した。
残念ながら、非常に珍しいミズナギは見ることができなかったが、他にハイイロの群とその中に一羽だけいたアカアシを見ることができた。

そして、トウゾクカモメが沖でたくさん見られることがわかり大興奮。
ズラーマン氏や、ざき氏の活躍によりトウゾクの淡色型に暗色型そしてスプーン付きやら様々なタイプを見ることができた。そして、クロトウゾクの黒色型のスプーン付きも見ることができました。が、自分はまだ修行不足です。
トウゾクの群は10月末まで見ることができました。
Touzokujpg

10月中旬は、ミズナギドリ系はほとんどいなくなり、代わりにミツユビカモメの群がやってきました。
Mituyubi ミツユビもよく鳥山を形成しているのを見ましたが、その周りにはトウゾクカモメたちが囲んでいました。トウゾクたちは、ミツユビがなにか獲物を獲ったらそれを横取りしようと目を光らせていたのでしょう。名前に違わぬトウゾクで、何度も盗賊行為を観察し、実際根負けしてエサをはき出すミツユビの姿も観察することができました。
襲われている本人はたまったものではないでしょうが、アクロバティックな飛行には魅了されました。
Touzoku2

ヒレアシシギも2種見ることができました。
なんといっても良かったのは、10月の末に見たハイイロヒレアシの100を越える群でしょう。
Hireasi アビ類も見られました。
なかなか近づくことはできず、判別は難しい個体が多かったですが、時折近づけて種が同定でき、3種類出すことができました。

Oohamu ピクセル等倍でなんとか同定可能なオオハム。
背中の後側の白の食い込みがわかります。

ウミスズメも見られました。
Umisuzume 11月の終わりには、もっと珍しいなんちゃらウミスズメを狙ったのですが、まだいませんでした。
厳冬期に期待です。

エトピリカかツノメドリと思われる鳥も合計で2度見つけましたが、近づくことができず結局判別がつきませんでした。
そして、11月にはウミガラスを2回間近に見ることができました。
残念ながら誰も写真には収めていません。このときは、大波でみんなびしょびしょになりカメラを出すのがはばかれたからなんですが、絶好の機会を逃しました。

苫小牧沖30キロを過ぎると、水深が100m、200mと棚になります。
ここから外洋性鳥ゾーンとなり、フルマカモメやアホウドリ"類"が出現を始めます。
フルマの100羽越えの群とその周りにいるコアホウドリには非常に感動しました。
Fulmar

そして、極めつけがこれです。

Ahou1 ただのアホウ。

しかも結構進んでいる若鳥です。

Ahou2 コアホウとフルマとの比較。
でかいです。

Ahou3 目の前で、飛び出してくれました。
200mmノートリでコレですので、その近さがわかると思います。
メンバー一同大興奮。
この個体足環がないので、小笠原産ではなく尖閣諸島産ですね。

ということで、普段は、なかなか見ることができない海鳥をたくさんみることができて、企画してほんとよかったです。
今後も続けることでさらに色々な鳥が見られ、苫小牧の海が海鳥にとって重要なエサ場であり、渡りの中継地点であることがわかってくると思います。
参加してくれたみなさんに感謝です。

記録種
アビ,オオハム,シロエリオオハム,ハジロカイツブリ,ミミカイツブリ,アカエリカイツブリ,カンムリカイツブリ,アホウドリ,コアホウドリ,クロアシアホウドリ,フルマカモメ,オオミズナギドリ,アカアシミズナギドリ,ハイイロミズナギドリ,ウミウ,ヒメウ,ダイサギ,ハクチョウsp.,スズガモ,クロガモ,ビロードキンクロ,シノリガモ,コオリガモ,ホオジロガモ,オオタカ,ハイイロヒレアシシギ,アカエリヒレアシシギ,トウゾクカモメ,クロトウゾクカモメ,ユリカモメ,オオセグロカモメ,シロカモメ,ウミネコ,ミツユビカモメ,ウミガラス,ウミスズメ,ウトウ,ツノメドリor エトピリカ,キジバト,ハクセキレイ,メジロ
41種うちsp2

海獣:ミンククジラ、イシイルカ、キタオットセイ

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コメント

サンヨン活躍していますでしょうか?
こちらでも仕事で木の枝に留まっているトリの「足」を撮影したいんですが手持ちのタムロン28-300では非力で他のレンズを探しています.現状では解像度が悪く,足(指)がよく見えないんです.
シグマの150-500mmにするか,canonのサンヨンにするか悩んでいるところです.トリ屋さん達の中ではこれらレンズはどのような評判でしょうか?500mmでもねむい写真しか撮れないんだとすればサンヨンのクリアな方が足の状態の判別に適しているのでしょうか?

投稿: East_Scrofa | 2009年12月11日 (金) 13時05分

サンヨン大活躍です。

28-300だと解像度に難ありだと思います。
150-500もかなり絞らないと眠い画像になると思います。
一つ聞きたいのですが、解像度以外に焦点距離で小さいと感じることはありますか?
キャノンのサンヨンは開放の解像は期待できません。
http://1pat.jp/mono/contents/34/
ここを参照ください。

ニコンであれば、サンヨンで焦点距離が足りなければテレコンでという話になるんですけど。

キャノンだったら、焦点距離が足りないのであれば、シグマの150-500を我慢して使う。焦点距離が十分ならキャノンサンヨンで1段絞って使うというのがいいのではないかと思います。

投稿: martesorex | 2009年12月11日 (金) 22時56分

>28-300だと解像度に難ありだと思います。
確かに.ただ,これはヨメ様のレンズを借りているんで文句は言えないんですよ.

>一つ聞きたいのですが、解像度以外に焦点距離で小さいと
>感じることはありますか?
小さいです.ただ,観賞目的ではないので,トリの足がどのように枝に捕まっているのか「判別出来ればよい」んです.だから,解像度が高くて判別さえできれば問題になりません.

>キャノンのサンヨンは開放の解像は期待できません。
>ここを参照ください。

このサイト見たことあるんですが,このcanonのサンヨン修理に出してもこうなんでしょうか.にわかには信じがたいぐらいダメですね.

>150-500もかなり絞らないと眠い画像になると思います。
大きく写るけれども眠い画像で足が見えないレベルなのかどうかが分からないんですよね.絞ればなんとかなるのかな?でももともと暗いレンズなんでさらに絞ると使いにくそうですね.
canonユーザーのバードウォッチャーはどんなレンズを使うことが多いんでしょうか.サンヨンにエクステなのかなあ.

投稿: East_Scrofa | 2009年12月12日 (土) 08時59分

たびたび失礼します.
下のサイトで見比べてみたんですが,確かに,また明らかにニコンの解像度が高いですね.キャノンがこれほど劣るとは驚きました.こだわりのある人がキャノンでなくニコンを選ぶ理由が少し分かったような気がします.
さて,キャノンのサンヨンとシグマでは解像度に大きな差がないようだし,値段と500mmという望遠を考えるとシグマを選ぶ方がよさそうですね.

有り難うございました.

ニコンのサンヨン
http://dc.watch.impress.co.jp/cda/lens_review/2008/02/20/7976.html
キャノンのサンヨン
http://dc.watch.impress.co.jp/cda/review/2007/07/13/6623.html
シグマの150-500mm
http://dc.watch.impress.co.jp/docs/review/date_lens/20090625_296051.html

投稿: East_Scrofa | 2009年12月12日 (土) 11時04分

観察重視のキャノンの鳥屋がよく使うレンズは、70-200/4、300/4、400/5.6、100-400あたりでしょうか。
それ以上になると馬鹿高い単焦点になってしまいます。

そうでない人にはシグマの150-500は人気だと思います。
調査で美しさにこだわりがないのであれば、150-500が最適なのかもしれません。

投稿: martesorex | 2009年12月12日 (土) 13時23分

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