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2010年3月

鳥の英名シノニム

同じ種なのに違う名前がついていることをシノニムといい、よく種(学名)の記載で同種に違う名前を記載してしまわないように気をつけることとされています。これは国際命名規約という国際的な種の記載のルールに従う分類学の立派な研究のひとつです。

しかし、同じ言語を使う国同士でも文化は違うもの。
鳥の英名には国際的なルールはないと思われるので、それぞれの国の学会か何かが標準英名のようなものをつけているのだと思います。
それでもアメリカとイギリスは同種であっても異なる英名をつけている場合もあるようです。

自分が所有しているiPodの野鳥図鑑であるiBirdは、アメリカ版の鳥図鑑であり、
絵がすばらしく綺麗な

Collins Bird Guide Collins Bird Guide

著者:Lars Svensson,Killian Mullarney,Dan Zetterstrom,Peter J. Grant
販売元:Collins
Amazon.co.jpで詳細を確認する

は、イギリスの鳥図鑑なので、
この二つを使って最近の北海道で話題の鳥の英名シノニムを調べてみました。

コクガン
Brant(米)、Brent(英)
aとeの違いですが、発音では日本人にはあまり違いがわからなそうです。

ハイイロチュウヒ
Northern Harrier(米)、Hen Harrier(英)
これは、単純にはシノニムとは言えない例だと思います。
ハイチュウの北米亜種をNorthern Harrier、ユーラシア亜種をHen Harrierと呼ぶというのが正しそうです。
聞いた話だとこの2亜種は別種にするという説もあるそうです。

ケアシノスリ
Rough-legged Hawk(米)、Rough-legged Buzzard(英)
アメリカではケアシノスリはホークでひとくくりにされているようです。
ただ、アメリカのケアシノスリで面白いのは、淡色型(light morph)と暗色型(dark morph)というのがあり、暗色型は本当に黒く、ケアシノスリ=白いノスリという固定概念を覆す色をしています。

ツメナガホオジロ
Lapland Longspur(米)、Lapland Bunting(英)
Collinsの第一版にはLongspurとなっていました。
これは後趾の長いことを示しているので、日本語のツメナガと同じことですね。

ちなみに鳥の英名をまとめるIOC World Bird Listというものがあるのですが、
コクガン:Brant Goose
ハイイロチュウヒ:Northern Harrier
ケアシノスリ:Rough-legged Buzzard
ツメナガホオジロ:Lapland Longspur

こうやってみるとIOCはどちらかと言えばアメリカ寄りなのかもしれませんね。

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帰りの船では

行きの船では香港人鳥屋と一緒だったが帰りの船はオーストラリア人鳥屋と一緒だ。しかも同室。
彼は父が日本人で日本語が少しわかるようだ。日本には何度も来ていて今回は日本語の勉強のため埼玉の祖父母の所で滞在しているらしい。今回の旅は風蓮に行って帰るプランだそうです。
本来ならまだ鳥見ている時間だが、天候が悪く撤収。
それでもたくさんのブトウミやエトロフウミスズメっぽいのを観ることができた。
オーストラリアの海鳥事情を少し聞いたが、オーストラリア南部で冬に鳥見船に乗るとたくさんワタリアホウドリが見られるそうだ。またオナガミズナギドリはほとんどが暗色型で日本のように淡色型は少ないし、オオミズナギドリは希少種らしい。

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船ではトウゾク、クロトウゾク、クロアシアホウ、ウトウ、ウミスズメ、カンムリウミスズメなど色々観られましたがそれより何より、同乗者に香港人の鳥屋がいました。
彼は羅臼でワシとフクロウを見たあとに、このフェリーで東京に行き、今度は小笠原にいくんだそうで。
問題は宿にありました。翌日小笠原丸なので、浜松町に宿をとったのですが、大洗に着いてバスを待っているときに確認したところ、宿の住所は浜松町ではなく浜松…
あわててホテルをキャンセルし、新しい宿を携帯で探して予約してあげました。
無事にホテルに辿り着いただろうか?

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生態学会へ

今年の開催は東京と言うことで一足早く船で出発。
交通費を安くするのはもちろんだが、真の目的は…言うまでもないです。
明日は何が観られるか楽しみです。
そろそろ出航だ。

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