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鳥の英名シノニム

同じ種なのに違う名前がついていることをシノニムといい、よく種(学名)の記載で同種に違う名前を記載してしまわないように気をつけることとされています。これは国際命名規約という国際的な種の記載のルールに従う分類学の立派な研究のひとつです。

しかし、同じ言語を使う国同士でも文化は違うもの。
鳥の英名には国際的なルールはないと思われるので、それぞれの国の学会か何かが標準英名のようなものをつけているのだと思います。
それでもアメリカとイギリスは同種であっても異なる英名をつけている場合もあるようです。

自分が所有しているiPodの野鳥図鑑であるiBirdは、アメリカ版の鳥図鑑であり、
絵がすばらしく綺麗な

Collins Bird Guide Collins Bird Guide

著者:Lars Svensson,Killian Mullarney,Dan Zetterstrom,Peter J. Grant
販売元:Collins
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は、イギリスの鳥図鑑なので、
この二つを使って最近の北海道で話題の鳥の英名シノニムを調べてみました。

コクガン
Brant(米)、Brent(英)
aとeの違いですが、発音では日本人にはあまり違いがわからなそうです。

ハイイロチュウヒ
Northern Harrier(米)、Hen Harrier(英)
これは、単純にはシノニムとは言えない例だと思います。
ハイチュウの北米亜種をNorthern Harrier、ユーラシア亜種をHen Harrierと呼ぶというのが正しそうです。
聞いた話だとこの2亜種は別種にするという説もあるそうです。

ケアシノスリ
Rough-legged Hawk(米)、Rough-legged Buzzard(英)
アメリカではケアシノスリはホークでひとくくりにされているようです。
ただ、アメリカのケアシノスリで面白いのは、淡色型(light morph)と暗色型(dark morph)というのがあり、暗色型は本当に黒く、ケアシノスリ=白いノスリという固定概念を覆す色をしています。

ツメナガホオジロ
Lapland Longspur(米)、Lapland Bunting(英)
Collinsの第一版にはLongspurとなっていました。
これは後趾の長いことを示しているので、日本語のツメナガと同じことですね。

ちなみに鳥の英名をまとめるIOC World Bird Listというものがあるのですが、
コクガン:Brant Goose
ハイイロチュウヒ:Northern Harrier
ケアシノスリ:Rough-legged Buzzard
ツメナガホオジロ:Lapland Longspur

こうやってみるとIOCはどちらかと言えばアメリカ寄りなのかもしれませんね。

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