年賀
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先日TOEFの川沿いを散策中、川岸からじっとこちらを見るアメリカミンクと目があった。
いるいるとは聞いていたが、ここで実物をみるのは初めてであった。
彼または彼女は川の中に横たわる倒木につかまりながらつぶらな瞳でじっとこちらを見て、
そしてすっと泳ぎそしてまた倒木につかまりこちらを見る。
非常に近距離で観察でき感激したのだが、こういう時に限ってカメラを持っていないのが悔やまれる。
しかしこんなチャンスは滅多にないのでダッシュでカメラを取りに行きミンクのいた場所に行くがすでに姿はなかった。
仕方なくすぐ下流にある池でカモの写真でも撮って帰ろうかと思い、カモの撮影をしていると、
近くの茂みがガサガサ動きだし、それは突然現れた。
何も知らない人がこの光景を見たらきっとカワウソ再発見と騒いだところだろう。
現にとなりに誰かいたら自分はそう冗談を言っていたはずだ。
ミンクが突然水中にもぐると、周りにいたカモ達は一斉に飛んで逃げ出した。
なんどもコイツに襲われたことがあるのであろう。
この子は池にある小さな島に上がり小休止。
その後、また水に浸かり見えなくなったと思ったら、
離れた場所で一斉にカモが飛び立つ。。。
さらに反対岸からはハイタカ属の何かが地面スレスレに滑空し、地面でリラックスしていた大量のカモが一斉に飛び立って逃げ出していた。
カモ観察で有名なこの池も安穏とした場所ではなく、上から下からと捕食者に狙われる場所であることを再確認した日であった。
そういえば、今年もここにオナマガモが来ている情報があり、
何度か確認しに行っているが最近は見ていない。
まさか・・・
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トビムシの写真が欲しいと先輩からメールが来た。
自分所有の写真は質の悪い顕微鏡のコリメート法で撮った写真しかないので、
この機会と思い、持っているマクロ機材を使ってトビムシの撮影に10分ほどチャレンジ。
(トゲトビムシ科sp.)
ピクセル等倍のトリミングの写真。それなりにいけるじゃん。
先輩も満足してくれたようで。。。
調子に乗って他の土壌動物も撮ってみる。
ムカデバックのトゲトビムシ。
マクロ撮影おもしろいです。
ちなみに自分の撮影機材は、こんな感じ。
![]() |
Nikon AF-S Micro 60mm F2.8G ED AFSMICRO60GED
販売元:ニコン |
60mmマクロに
![]() |
Nikon クローズアップスピードライトコマンダーキット R1C1
販売元:ニコン |
マクロフラッシュキット。
これかリングフラッシュがないと等倍撮影は無理です。
小さなモノを撮ろうと思うと等倍以上の撮影がしたいが、ニコンだと中間リングとかで工夫しないとだめだけれど、キヤノンだと、
![]() |
Canon マクロフォト MP-E65mm F2.8 1-5X
販売元:キヤノン |
みたいのがあってちょっとうらやましくなる。
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勇払でコオリガモを見ようといそうな場所へ行くと数10メートル先で何か鳥でない大きなものが海面を出入りしているのが見られた。
双眼鏡で見るとイルカの背びれだった。
イルカは2頭の群で、背びれだけ海面にあげ2,3回姿を見せたあと見えなくなってしまった。
写真は、見ることに一生懸命で撮ることができなかった。
自分はイルカの知識がないので、家に帰って、
![]() |
新版 鯨とイルカのフィールドガイド
著者:大隅 清治,本山 賢司,笠松 不二男,吉岡 基,宮下 富夫 |
観察季節が2月・見た数2頭・観察地は勇払の海岸・背びれは小さい・模様は特に見えない
上の条件で、巻末に載っているウォッチング船の紹介のところに室蘭の鯨類の出現種をピックアップし、特徴を照らし合せるとどうやらネズミイルカだったようだ。
ネズミイルカは沿岸性で冬から春にかけ胆振にやってきて、群サイズは2~10頭前後。
そして、背びれは小さな三角形で背びれと周辺の背中には模様がないと条件がそろっていた。
船には警戒して近づいてこないと書いてあるので、勇払のイルカウォッチングでもなかなか見られないかもしれず、かなりラッキーでしたね。
ちなみにコオリガモは見られました。
アオーナ、アオーナ
と鳴き声まで聞くことができただけでなく、間近でディスプレイまで見ることができた。
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今シーズンの鵡川はコミミズク、ケアシノスリ、ハイイロチュウヒなど猛禽が大当たりでお祭りになっていることは、道民バーダーの中では周知のコトだと思います。
自分も週末に鵡川に行っています。
そこでおもしろいものを見つけました。
猛禽(犯人はわかりません)にやられたネズミの食痕です。
歩いていてこのような食痕を二つ見つけることができました。
いずれもVole系のネズミ(恐らくヤチネズミ)だと思われます。
猛禽たちのエサとなるネズミたちのポピュレーションデータがないので、断定はできないのですが、今年の猛禽祭は恐らくヤチネズミの当たる年だったのが原因の一つだと思います。
上記の写真を見るとこのネズミを食べた猛禽は、ネズミの毛をむしり、お腹から消化管を抜き取って(写真中央)、意外と器用にネズミを食べていたことがわかります。
彼らにとっては、消化管はまずいんですかね?
消化管の中身は植物がメインだろうから猛禽たちにはまずく感じるのかもしれません。
そういえば、あれだけ猛禽を飛んでいてもまだペリットを見つけてないなあと。
雪に降られて隠れているのもあるだろうが、ほとんど歩かずに車ばっかり乗っているからなんだろうけど。
ペリットを見つけたら分解してみることをオススメします。
色々おもしろいものが出てきて猛禽の生活の一端を垣間見ることができます。
最後に鳥の写真を数点。 1月上旬はコミミが非常に多かったが、そのぶん人も多かった。
そんなことも気にせずコミミは人の近くを飛んで行きます。
しかし、最近は出現頻度が減っているようですね。
目撃情報によるとハヤブサに食われていたりと、だんだんと数を減らしていっているのでしょう・・・
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胆振にコクガンがいると情報をもらったので、現場に行ってみた。
10羽ほどのコクガンたちが岩礁についている藻を食べていました。
この岩礁は人工物です。
この海岸は、国の直轄海岸事業により、従来の波消しブロックや直立の堤防をやめて、
人口リーフや緩傾斜護岸などに、波をおさえ海産資源の増大効果があるようです。
この岩礁もその工事の一環のものと思われますが、岩礁があるところには藻が繁茂し、結果的に藻が主食のコクガン達がやってきているようです。
環境破壊による生物多様性の減少が叫ばれるなか、
このような人間にも公共性があり、生物群集にも環境創設効果がある公共事業がこれからの主流になるでしょう。
仕分けられなければ。
岩礁があるので、シノリ達もいます。
他の北海道で一般的な海ガモ達が観察可能です。
海岸沿いに遊歩道があるので、寒いですがスコープ担ぎながらコクガンの採餌風景などを観察するとおもしろいと思います。
胆振ということでカササギもいます。
近くの漁港にもいる場合があり、車からならかなりの接近が可能。
幼鳥らしき個体もいました。他の個体よりも茶色みがかっています。
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