博物館

福井市自然史博物館

福井市自然史博物館の展示施設は昨年リニューアルオープンし施設はまだまだ新しい。それほど大きくはないものの、福井市とその周辺の自然紹介の展示に注力され、一部手作り感あふれる展示も見受けられたが、それも味。
わかりやすく、きれいに並べられていた。

玄関入ってすぐにある「足羽山自然大図鑑」はなかにはかなりマニアックな分類群のものまで、種名まで落とされ展示されている。
コケ、粘菌、ミミズがその道の専門家に同定されて数多く展示されて(しかも採集したてなので綺麗!)いるのは貴重ではないでしょうか?

また、秀逸だったのが、「タヌキが土に還るまで」の展示。
これが常設展示なのはすごいです。
学芸員さんの話では、お客さんに怒られるかと思ったが、概ね好評とのこと。
ちなみにこの動画は、動物行動の映像データベースに登録されています
迫力があるのは、ハエの幼虫の沸きっぷりなのだが、あまり動画の画質が鮮明すぎないところが、グロすぎなくて良かったのかもしれない。

また、ボランティアさんの活動も活発で、ボランティアさんの活動で作った骨格標本の展示もされていた。
Fukumu1 アナグマ

Fukumu2 ユビナガコウモリ

よくできています。

第三弾としてニホンザルもそろそろ登場するそうです。

また、博物館の収蔵庫も学芸員さんにお願いして見せてもらった。

あまり写真をネットにアップするのはどうかと思ったけど、一個だけ。
Fukumu3 ナガスクジラの胎児。

博物館は、創立してから50年。
創立当初は、標本の収集に力を入れていたようで、その頃の標本がたくさんあった。
哺乳類の標本はそれほど多くないが、鳥は当時、死体が入ったら剥製にしていたようで、いろんな剥製が収蔵庫に眠っていた。
有名なものとしては、トキやコウノトリ、そしてワシこれは、博物館のサイトでも公開されている
しかし、一般の人が貴重と思う標本よりも鳥屋として気になるのは”裾もの”の標本たち。
なかなか貴重な標本が満載でした。
きれいなオオヨシゴイの剥製が3体もあったので、当時は福井市周辺で繁殖していたことがうかがい知れたり、ヒメクイナの剥製があったり、オオハムのきれいな夏羽があったりと当時の福井市周辺の環境を知る貴重な証拠が揃っていました。
虫、植物、魚類の標本もたくさんあったので、これらにも貴重なものがあることと思います。

福井に来たら是非福井市自然史博物館へ。
大人100円、高校生以下無料です。
Fukumu4 博物館屋上からの風景。
博物館は福井市で一番高い場所で見晴らしがよい。
このときはガスっていたが、澄んでいるときは白山が見えるそうだ。

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岩手県立博物館

帰りの飛行機の時間には少し時間があったので、岩手県立博物館に行った。

Iwakenpaku1 カワネズミの剥製。
カワネズミの標本ってほとんど見た記憶がないので、思わず写真を一枚。
トガリネズミとしてはめちゃくちゃでかいことがよくわかる。

Iwakenpaku2 岩手で発掘された鳥のホネの化石。

Iwakenpaku3 再現すると翼開長5mってイヌワシの2倍以上なんですが。
スケールとして、三脚ケース(黒)を建てかけた。

Iwakenpaku4 イヌワシの再現ジオラマ。
専用スペースを作って迫力のある展示となっている。
いつかこんな風景を見てみたいなあ。

この展示の反対側には、イヌワシの簡単な生活史が解説されている。

食性の4割がウサギでヤマドリとアオダイショウが2割ずつ。
他にはキツネやタヌキや鳥類・・・って凄まじい。
アナグマを食べている写真も掲載されていた。
イヌワシがアンブレラ種であることが再認識できた展示でした。

Iwakenpaku5 博物館からみた岩手山。

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かもすぞ!

国立科学博物館で菌の不思議展が開催中なので、急遽行ってみた。

15時半くらいからみ始めてちょっと時間が足りなかった。
もやしもんとタイアップでちょっと所狭しともやしもんの菌キャラのフィギアが所狭しと並んでおり、
かはくにしては軟派な感じだけど、展示物はいたってまじめ。真菌類が扱われ、キノコ類の展示物がメイン。
含浸標本の展示が目を引きます。

この特別展は写真をとってもOKと張り紙が貼られ会場も明るめだったのだが、残念ながらカメラをこういうときに限ってもっていなかった。
時間がなくて最後は駆け足。
冬虫夏草がいっぱい展示されているところもあったけど、じっくり見る暇がなかった。残念。

オリゼーをオリゼーで描いた作品も展示されていた。これだけ携帯で撮影。081223_16340001

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